「年齢肌」ってどんな肌? 知っておきたいメカニズムとスキンケアの基礎知識

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ウレハダ編集部

「年齢肌」ってどんな肌? 知っておきたいメカニズムとスキンケアの基礎知識

ファンデーションのノリが悪い、夕方になると頬が粉を吹く、笑いジワが取れない…。このような「年齢肌」の症状は、若かりし頃は気にもしなかったのに知らず知らずの間に鏡を見ながら気にするようになりますよね。

今回は、「お肌の曲がり角はいつ?」「年齢肌ってどんな状態なの?」「どうケアすればいいの?」等々、気になる年齢肌の基礎知識をご紹介します。

目次

1)年齢肌の基礎知識Q&A

  • 年齢肌になるタイミング
  • 年齢肌の見分け方は?
  • 肌の細胞が生まれ変わるのに年齢肌になる理由
  • “お肌の曲がり角”を迎えた後も元気な肌を保つには?

2)クレンジングと洗顔が年齢肌ケアのポイント

  • 洗顔を疎かにしてはいけない理由
  • ノーメイクの日でも、クレンジングは必要?
  • 洗いすぎは禁物! 一日1~2回を目安に
  • ゴシゴシ洗いはNG ケアは「やさしくゆっくりと」

3)年齢肌にふさわしいスキンケア方法

  • 基礎化粧品って、何を基準に選べばいいの?
  • 基礎化粧品を使う順番、正解は?
  • スキンケアは肌を甘やかす!?

1)年齢肌の基礎知識Q&A

そもそも年齢肌とはどんな肌なのでしょうか? まずはQ&A形式で、みなさんの疑問の疑問にお答えします。

Q. 年齢肌になるタイミングは、だいたい何歳くらい?

A. 一般的には「30歳がお肌の曲がり角」といわれています。しかし、最近は生活習慣の変化などで時期が早まっているといわれており、25~26歳くらいでも始まっているという研究結果も出ています。20代後半から自覚される方も少なくないようですね。

Q. 「これは年齢肌!」という見分け方は?

A. 年齢肌は自力で油分や水分を補うことができず、うるおいを保てなくなってきた状態です。「洗顔後に肌がつっぱる」「夕方になると肌が乾燥する」「顔のくすみが取れない」といった症状が出てきたら、これらは年齢肌のサイン。放置したままにしておくと、シミやシワとなって現れてきます。

Q. でも、肌の細胞って、新しく生まれ変わるはず…。年齢肌になると、それが鈍くなるの?

A. はい、加齢や環境によって肌の生まれ変わりは徐々に遅れていきます。

肌の生まれ変わりは「ターンオーバー」と呼ばれ、そのリズムは一般的に28日前後がベストといわれています。この周期は、長すぎても短すぎてもよくありません。若い頃は肌の細胞たちも成長期。新しい細胞を生み出す力が強いため、肌が生まれ変わるサイクルが保たれます。しかし、加齢や環境によってターンオーバーの周期は徐々に伸びていくのです。

Q. お肌の曲がり角を迎えた後も元気な肌を保ちたい!どうしたらいいの?

A. 私たちは年齢を重ねるにつれ、体のさまざまな機能が低下していきます。加齢だけではなく、生活習慣やストレスなどで変化が起こり、肌にもその影響が出てしまいます。

元気な肌を保つポイントはターンオーバーのリズムを整えること。その基本となるのが、いらない角質を剥がしてあげるケア。つまり、洗顔です。洗顔には角質を剥がす以外にも、肌の汚れを落とす大切な役割もあります。もちろん、洗顔のあとの保湿もお忘れなく。

年齢肌=30代というイメージを持っていた方が多いかもしれませんが、早ければ20代からすでに始まっているのです。“お肌の曲がり角”は、10代・20代の頃の生活習慣によって個人差があります。まずは自分の肌の状態をきちんと知ることから始めましょう。

では、「もしかして年齢肌かも…」と思い始めたら、どのようにケアすればよいのでしょうか?

2)クレンジングと洗顔が年齢肌ケアのポイント

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すでにお話ししたように、年齢肌のケアには、何より新陳代謝(ターンオーバー)の周期を整えることが大切です。毎日当たり前のように行う洗顔も、実はその方法が肌年齢を大きく左右するのです。

洗顔を疎かにしてはいけない理由

日中にかいた汗や皮脂が肌に付着したままだと、肌にダメージを引き起こし、シミやシワの原因になります。汗はアルカリ性。放置しておくと雑菌が繁殖しやすくなり、毛穴に皮脂が詰まったままの状態は肌の炎症を引き起こす要因にもなってしまうのです。

古い角質が剥がれず分厚くなってしまったり、皮脂が毛穴に詰まってしまったりすると、新しい角質が外へ出られなくなってしまいます。こうなると、いくら化粧水などでケアしようとしても、保湿成分がうまく浸透してくれません。この状態が続くと、新しい肌ができるまでのターンオーバーのサイクルまで乱れてしまい、さらなる悪循環に陥ってしまうのです。

ノーメイクの日でも、クレンジングは必要?

「今日はメイクをしなかったから、クレンジングは不要」という考え、実はNGなんです。

メイクをしない日でも、皮脂の汚れは溜まります。また、日焼け止めを塗ると油性の汚れが肌にダメージを与えることも。チリやホコリだけなら水洗顔でも落とせますが、肌の汚れは水性と油性がまざったものに、チリやホコリが付着している状態。日焼け止めを塗った日やノーメイクの日も必ずクレンジングは丁寧に行いましょう。

洗いすぎは禁物! 一日1~2回を目安に

洗顔は朝と夜の2回が基本です。洗顔はどうしても肌に負担がかかる行為。洗いすぎると、必要な水分も洗い流してしまうので、「洗えば洗うほどいい」というわけではありません。夏場のように汗が気になる時期でなければ、洗顔は1日2回で十分です。

また、クレンジングや洗顔のタイミングは「帰宅後すぐ」がベスト。余計な汚れが肌に付着しているので、なるべく早く取り除いてあげてください。

ゴシゴシ洗いはNG ケアは「やさしくゆっくりと」

洗顔の回数だけでなく、もちろん洗い方も要注意。年齢肌をケアするときの最大のポイントは、とにかくやさしく洗うこと。ゴシゴシと肌をこするのは絶対に避けましょう。摩擦によって、肌表面の角質が厚くなってしまいます。

もう一つ重要なのは水の温度。肌と同じくらいの温度が最適です。手で触れて温かいと感じるときは、肌にとっては熱すぎます。目安として、ぬるいと感じるくらいがちょうどよいでしょう。お湯の温度が高すぎると、乾燥にもつながるので十分に気をつけてくださいね。

寒さで冷たくなってしまった肌よりも温まっている状態のほうが、毛穴が開いて黒ずみが多少取れやすくなります。また、スキンケア用品の浸透もよくなりますよ。

3)年齢肌にふさわしいスキンケア方法

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年齢肌にとって、基礎化粧品は大切なアイテム。クレンジングや洗顔で肌を洗浄した後は、水分(化粧水、美容液など)→油分(美容液、クリーム、乳液など)の順に、丁寧に肌をケアすることが欠かせません。

そのためには、まず自分自身の肌に合った基礎化粧品の知識が必要です。化粧水や美容液、クリームなど、基礎化粧品の役割や組み合わせをチェックしていきましょう。

基礎化粧品って、何を基準に選べばいいの?

化粧水や美容液、クリーム、乳液などを購入するとき、多くの人はパッケージに記載されている成分をチェックされるかと思います。しかし、基礎化粧品の選び方として「この成分が肌にいい」と、簡単には言い切れません。たとえば、高い保湿性が特徴のヒアルロン酸にも、細分化するとさまざまな種類があり、専門的な知識がなければその成分の質までは区別できません。

毎日使うものだからこそ、実際に肌につけてみて自分に合うかどうか確認することが重要です。洋服の試着と同様に、まずはサンプルで相性をチェックするとよいでしょう。また、使い心地が良いと感じるかも意識してみてください。日々のスキンケアが楽しみになることも、肌を美しく育むうえで欠かせないポイントです。

若い頃の肌は自己回復能力が高いので、基本的には化粧水+乳液のみのケアでもOK。ただし、年齢を重ねるにつれて、肌の回復力は弱くなってしまいます。その力を補うには、基礎化粧品を正しく組み合わせることが大切です。

基礎化粧品を使う順番、正解は?

基礎化粧品を使う順番は、化粧水→美容液→乳液やクリーム。つまり、水分から油分へというステップを踏むのが基本です。以上を踏まえた上で、アイテム独自の機能や役割を知っておくことも大切。

特に乳液は、肌をやわらかくする目的であれば最初に、肌を保護する目的であれば仕上げにと、商品特性によっても用途が変わってきます。どんな役割のアイテムなのかを知れば、自然と使う順番や組み合わせも変わってきますよね。

アイテムの機能や使い方は、メーカーによってそれぞれ異なります。推奨されている順番や分量を正しく守りましょう。スキンケアのトータルバランスを考えてつくられている製品の場合、同一ブランドのシリーズでそろえる“ライン使い”のほうが、化粧品の効果を発揮しやすくなります。

スキンケアは肌を甘やかす!?

「基礎化粧品の使い過ぎは、肌に逆効果になったりしませんか?」

時々、このようなご質問をいただくこともあります。結論からいうと、逆効果になることはまずありません。すべてが肌に吸収されるわけではなく、必要な分だけが肌に浸透していくので、与えないより与える方がよいといえるでしょう。

「過剰なスキンケアで肌を甘やかさないほうがよい」という意見も耳にしますが、大切なのは毎日丁寧にスキンケアを積み重ねていくこと。これが“肌の筋トレ”となり、よりよい状態をつくっていくことができるのです。

このような年齢肌のためのケアを心がけていくことで、未来の自分の肌を若々しく保ちましょう。

監修:再春館製薬所 研究開発 伊藤安矢

大学卒業後、再春館製薬所に入社。基礎化粧品「ドモホルンリンクル」の商品開発、企画、研究に従事。研究開発員として一貫して年齢を重ねていく肌と向き合い続ける。最新の皮膚研究、肌老化研究を重ねながら、日々寄せられるお客様の声を商品に反映する。

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