【3分でわかる漢方入門】自己回復力を高める3つの「養生」って?

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ウレハダ編集部

【3分でわかる漢方入門】自己回復力を高める3つの「養生」って?

中国の伝統医療(中医学)をベースに、日本独自に発達したものが「漢方」であることは、以前にご紹介 しました。今回は、おうちで簡単にできる漢方の知恵、3つの「養生(ようじょう)」についてお話しします。

おうちでできる漢方の基本「養生」って?

人間の体には本来、自分で回復する力が備わっていますが、不規則な生活や偏った食事などを続けていると、その力が衰えてきます。すると、体調不良を起こしたり病気にかかりやすくなったりするだけでなく、なかなか健康な状態に戻れなくなってしまうのです。

このような自己回復力を高めておくために、毎日の生活に取り入れていきたいのが「養生」です。ここでは、養生を「食」「体」「心」の3つに分けて考えてみましょう。実は、ちょっと意識を変えるだけで実践できるものなんです。

食養生(しょくようじょう)

「食養生」とは、自然に沿った食生活を送ること。中国には「医食同源(いしょくどうげん)」という言葉があり、日頃からバランスのとれた食事をとって病気を予防・治療することを表します。この考え方に基づいた食事が「薬膳」です。

薬膳は、自分の生まれた土地の食材や旬のものを取り入れるという「身土不二(しんどふじ)」や、食べ物の皮や葉などを丸ごと食べる「一物全体(いちぶつぜんたい)」といった方法があります。さらに、食材の組み合わせや体質に合わせた調理法によって、食養生の効果をアップさせることができます。

体養生(からだようじょう)

「体養生」は、疲れた体を休めて質の良い睡眠をとること。疲れているときは無理をせず、ゆっくりと休みましょう。一方で、適度な運動を行うのも大切です。新陳代謝を上げ、血流を促すことで、体はきちんと栄養を取り込んだり老廃物を排出したりします。ツボ押しやストレッチを取り入れるのがオススメ。

心養生(こころようじょう)

気分転換をしてストレスをためないのが「心養生」のポイントです。心と体は密接に結びついています。イライラしたり悩んだりすると、ホルモンバランスや免疫の働きが崩れ、不眠や肌荒れの原因になることも…。趣味や友だちとの会話を楽しんで、上手にストレス発散しましょう。

3つの養生を上手にコントロールするには、自然のリズムやサイクルを意識することが大切です。生活に養生を取り入れて自己回復力を高め、心身ともに健やかに過ごしましょう。

監修:再春館製薬所 漢方事業部 間地大輔

大学で薬学研究科を専攻し、卒業後、再春館製薬所に入社。化粧品「ドモホルンリンクル」の商品開発、研究に従事。永遠のテーマである漢方の自己回復力を科学する研究に責任者として取組み、自己回復タンパク(HSP)の化粧品への初めての応用に成功。2012年より漢方事業部。痛み治療の効果を最大化する施策を提案、実行中。薬剤師。

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