【3分でわかる漢方入門】体を構成する「気」「血」「水」ってどんなもの?

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ウレハダ編集部

【3分でわかる漢方入門】体を構成する「気」「血」「水」ってどんなもの?

私たちの生活にも取り入れやすい、日本独自の「漢方」 という考え方。今回は、人体を構成し、感情や体調に影響している3つの要素について学んでみましょう。

体を構成する3つの要素「気」「血」「水」

漢方の思想では、人間の体は「気」「血(けつ)」「水(すい)」によって成り立っていると考えます。西洋医学の視点も踏まえつつ、それぞれの特徴を見てみましょう。

●「気」…人間の体を動かす根源エネルギー。西洋医学におきかえると血液や水分、臓器を動かす役割をもち、自律神経系や内分泌系の働きに関わっている。

●「血」…体の中を流れる赤い液体。血液のように、全身に酸素や栄養を運んだり、ホルモンバランスを調整する。

●「水」…体内にある透明な液体。鼻水や尿、リンパ液といった体の中のあらゆる水分を指し、免疫力に深く関わっている。

健康を維持するには、この3つのバランスがとても大切です。車に例えると、「血」はガソリン、「水」は機械の熱を冷ますラジエーターの水、「気」は最も重要な運転手に当たります。どれか1つでも調子が悪くなってしまうと、車は動きません。「気」「血」「水」の調和が崩れると、体調不良や病気になってしまうのです。

「気」が感情や体の働きを左右する

「気」「血」「水」の中でも、特に重要な役割をもっている「気」は、目に見えない命の根源のエネルギーです。体内で「血」や「水」を動かし、生命活動を維持しています。漢方では、自然界のあらゆるものには「気」が満ちていると考え、その「気」は常に動いているとされます。したがって、自然の一部である人間も、「気」の影響で感情や健康状態が変わっていくのです。

人の心と体は「気」によって支えられているので、その流れが乱れたり滞ったりすると、不調や病気のもとになることも…。たとえば、「気」が逆流すると、のぼせや不眠、腹部の膨満感などを引き起こします。一方、「気」の力が減退・不足すると、無気力やめまいなどの症状が表れます。

「気」を正しくコントロールするには、食生活がとても重要。この話は次回の「3分でわかる漢方入門」 で詳しく解説していきましょう。

監修:再春館製薬所 漢方事業部 間地大輔

大学で薬学研究科を専攻し、卒業後、再春館製薬所に入社。化粧品「ドモホルンリンクル」の商品開発、研究に従事。永遠のテーマである漢方の自己回復力を科学する研究に責任者として取組み、自己回復タンパク(HSP)の化粧品への初めての応用に成功。2012年より漢方事業部。痛み治療の効果を最大化する施策を提案、実行中。薬剤師。

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