【3分でわかる漢方入門】あなたはどんなタイプ? 体質の傾向「証」を知ろう!

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ウレハダ編集部

【3分でわかる漢方入門】あなたはどんなタイプ? 体質の傾向「証」を知ろう!

私たちの生活にとても身近な「漢方」の思想。その知恵をライフスタイルに取り入れるには、まず自分の体質を理解することから始めましょう。

体が丈夫だったり病気をしやすかったりなど、漢方では人それぞれの体質を「証(しょう)」という言葉で表します。自分の証を理解しておくと、体質に合った無理のない「養生」ができるようになるのです。証は体型や声の大きさ、血圧などをもとに、いくつかのタイプに分けられます。今回は、そのうち2つの分類方法をチェックしてみましょう。

体の抵抗力でわかる「虚証」と「実証」

「虚証(きょしょう)」と「実証(じっしょう)」は、病気に対する抵抗力の強さを意味します。もともと体が弱い方は虚証、丈夫でエネルギッシュな方は実証です。そのほかにも、それぞれ以下のような特徴があります。

●虚証…華奢(きゃしゃ)、声が弱々しい、引っ込み思案、血圧が低い、下痢しやすい、月経前に痛みがある

●実証…がっちりした体型、声にハリがある、積極的、血圧が高め、便秘気味、月経中に痛みがある

日本人の多くは、どちらでもない「中間証(ちゅうかんしょう)」といわれていますが、どちらのタイプに近いかを意識しておくとよいでしょう。普段の生活では、もともと体力の弱い虚証の傾向があれば無理をしないこと、実証なら体力を過信しないことが大切です。

暑がり・寒がりでわかる「熱証」「寒証」

「熱証(ねっしょう)」は暑がりでのぼせやすく、「寒証(かんしょう)」は冷え性になりやすい傾向があります。このタイプによって、同じ病気にかかっても症状が異なります。たとえば風邪を引いた場合、熱証の方は発熱して暑がるのに対し、寒証の方は悪寒で震えが止まらない…といった具合です。つまり、体質に合わせて病気への対処法も大きく変わってきます。

生まれ持った体質である虚証・実証とは違い、熱証・寒証は養生によって理想的な「平証(へいしょう)」に戻すことができます。効果的なのは、食べ物が持つ性質を利用した「食養生」です。

●熱証の人にオススメの食材…体の過剰な熱を取り除くもの
生野菜、温暖な地方で採れる食材、白砂糖や塩などの調味料など

●寒証の人にオススメの食材…体を温めてくれるもの
薬味類、根菜類、寒い地方で採れる食材など

もちろん食養生はバランスの良い食事が基本。普段の食生活で、前述のような食材を使って工夫すれば自己回復力を高められます。「おうち漢方」のサイトでは、体質や食材の性質が簡単にチェックできるので、ぜひ参考にしてみてください。

監修:再春館製薬所 漢方事業部 間地大輔

大学で薬学研究科を専攻し、卒業後、再春館製薬所に入社。化粧品「ドモホルンリンクル」の商品開発、研究に従事。永遠のテーマである漢方の自己回復力を科学する研究に責任者として取組み、自己回復タンパク(HSP)の化粧品への初めての応用に成功。2012年より漢方事業部。痛み治療の効果を最大化する施策を提案、実行中。薬剤師。

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