【あったか薬膳レシピ】寒い季節にぴったり! 冷えを改善する“エビ”

著者プロフィール画像

ウレハダ編集部

【あったか薬膳レシピ】寒い季節にぴったり! 冷えを改善する“エビ”

寒い冬は、食卓にあたたかくておいしい薬膳を取り入れて、気になる不調を改善してみませんか? 今回は、「冷え」を改善する薬膳のレシピをご紹介します。

レシピを教えてくれたのは、料理研究家の植木もも子さん。『体質&症状別40代からの不調に悩む女性のための食べ合わせの本』(日東書院本社刊)など、薬膳に関する書籍も多数出版しています。

そもそも薬膳ってどんなもの?

「薬膳とは、中医学の理論に基づく料理のこと。漢方では、食べ物の性質を辛・苦・鹹(かん)・甘・酸からなる「五味」や寒・涼・平・温・熱の「五性」で分類し、薬膳はそれらの体への作用を組み合せています。一人ひとりの体質に応じて作るので、普段悩まされがちな不調を根本から解決し、体質を改善できるのです」

女性は体が冷えやすく、冬になると特に不調を感じてしまう方も多いはず。下半身がむくむ、トイレが近い、下痢をしやすい、肩がこる、腰やひざが痛むなどのトラブルのほか、月経前後のおなかの痛みや不正出血、経血の量が多い、といった女性特有の悩みにつながることも…。

「こうした症状を改善するためには、何よりも体を冷やさないようにすることが大切です。体を温める『温』や『熱』の性質の食材を積極的に食べ、体を冷やす『涼』や『寒』の食材、生もの、冷たいものは避けましょう。スープやおかゆにすることで、薬効がすべて溶け出し、胃腸で吸収しやすくなりますよ」

それでは、植木さんオススメの冷え改善レシピを『体質&症状別40代からの不調に悩む女性のための食べ合わせの本』から紹介します。さっそくチェック!

撮影/中川真理子

~干しショウガとエビのスープ~

【材料】(2名分)
●干しショウガ…6枚
●エビ…6尾
●(A)塩…少々
●(A)酒…大さじ1
●干ししいたけ…2枚
●ぬるま湯…1カップ
●(B)酒…大さじ2
●(B)鶏がらスープの素…小さじ1
●塩・コショウ…少々
●小ネギ(小口切り)…少々

【作り方】

  1.  エビは殻と背ワタを取り除き、(A)をもみ込む。干ししいたけは分量のぬるま湯で戻し、食べやすく切る。
  2. 干ししいたけの戻し汁に水(分量外)を加え、3カップにして鍋に入れる。干しショウガを加えて火にかけて沸騰したら、(B)と戻した干ししいたけ、えびを加えて煮る。
  3. 沸騰したらアクを取り、弱火で3分ほど煮る。塩、こしょうで味を調えて器に盛り、小ねぎを飾って出来上がり。

POINT

「干しショウガの作り方は、皮ごと1~2ミリにスライスし、重ならないように並べて1~2日ほど天日干しするだけ。カラカラになったら完成です。生のショウガは発汗・解熱に、干しショウガは体の芯を温め、虚弱による冷えを改善してくれますよ」

~ニラと干しエビのおかゆ~

【材料】(2名分)
●ニラ…1束(80g)
●干しエビ…大さじ2
●湯…大さじ4
●(A)水…4カップ
●(A)酒…大さじ2
●(A)鶏がらスープの素…小さじ2/3
●ごはん…100g
●塩…少々

【作り方】

  1. 干しエビはぬるま湯で洗い、分量の湯に浸しておく。ニラは1cm幅に切る。
  2. 鍋に(A)と1をつけ汁ごと加えて火にかけ、沸騰したらごはんを加えて混ぜる。再び沸騰したら火を弱めて10〜15分煮る。
  3. ニラ、塩を加えて30秒ほど煮たら完成。

POINT

「ニラは体を温める作用が強い食材の代表。特有の香りはストレスなどによる気の滞りを改善し、血の巡りもよくします。体を温めるエビとの組み合わせは、老化防止に効果を発揮する強力コンビです」

取材協力:料理研究家 植木もも子さん

1953年東京生まれ。岸朝子氏に師事し、料理記者として活動後、フードスタイリストとして雑誌の連載、CMなどを手掛ける。現在、管理栄養士、国際中医師、国際中医薬膳管理師の資格を持ち、講演や料理教室、テレビ番組の出演などで活躍中。著書に『からだを整える薬膳スープ 気になる不調を改善するおいしい薬膳レシピ』(マイナビ刊)『簡単! おいしい! ビューティーアップ薬膳レシピ』(NHK出版刊)など多数。

公式サイト

書影_R