肌が焦げる「糖化」とは? くすみ・たるみ・ゴワつきの原因・対策5カ条

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ウレハダ編集部

肌が焦げる「糖化」とは? くすみ・たるみ・ゴワつきの原因・対策5カ条

「肌が黄色くくすんできた気がする」「目元や口の周りのたるみが気になる」「肌がゴワついてきた」「年齢のわりに老けて見られるようなった」…このようなお悩みを抱えていませんか?

肌は体の状態を映し出す鏡。これらのサインが出てきたら、もしかすると体の中で「糖化」が進んでいるかもしれません。肌だけでなく、全身の老化にも関わる糖化は、体内で起こる“焦げ”のようなものなのです。

目次

1)糖化しやすさチェックリスト

2)肌老化を進ませる「糖化」って?

3)たるみやくすみはなぜ起きる?

4)糖化したら諦めるしかない!?

5)老化物質「AGEs」は体中にたまる!

6)老化を早める糖化から肌を守り抜く! 生活習慣5カ条

1)糖化しやすさチェックリスト

まずは、みなさんの生活習慣から、糖化しやすいかをチェックしてみましょう。

□ ケーキやスイーツなどが好き
□ 間食をよくする
□ 揚げ物をよく食べる
□ 食事はまずご飯から食べる
□ お酒やタバコが習慣になっている
□ ストレスがたまりがち
□ 紫外線対策をおろそかにしている
□ 最近、階段の昇り降りがつらい
□ 生活習慣が不規則で、睡眠不足だ

3つ以上当てはまった方は危険信号です。

2)肌老化を進ませる「糖化」って?

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糖化とは、体の中でタンパク質と余分な糖が結びつくことです。初期段階の糖化なら正常なタンパク質に戻れますが、たくさんの余分な糖に囲まれ続けると、タンパク質が劣化して老化物質「AGEs(Advanced Glycation End Products=最終糖化生成物)」に変身してしまいます。

さらに、AGEsはたるみやシワ、くすみといった肌老化にとどまらず、動脈硬化や糖尿病などの病気も引き起こすことも…。一度糖化したタンパク質は元に戻りにくいといわれているからこそ、未然に防ぐことが大切なのです。

3)たるみやくすみはなぜ起きる?

健康な肌はパンにたとえると、トースト前のふわふわの状態。柔らかく弾力があるので、すぐに元の形に戻れます。また、AGEsがない正常なタンパク質は黄ばみやくすみもなく、美しい状態を保っています。

一方、糖化した肌は焦げたトーストのようなもの。AGEsがコラーゲンの間に入り込み、肌を硬くして弾力を奪うため、一度変形すると簡単には元に戻りません。また、茶褐色のAGEsが発生することで、くすんで見えてしまうのです。

4)糖化したら諦めるしかない!?

一度糖化してしまったら、あきらめるしかないのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。

私たちの細胞は日々、新陳代謝を繰り返しています。傷ついたり寿命を迎えたりした細胞は老廃物として分解・排出され、新たに細胞が作り出されているのです。たった1日で入れ替わる細胞の数は、なんと約7000億個。つまり、糖化していない新しい肌細胞が生まれたら、きちんと予防してあげればよいのです。

年を重ねるほどに見た目の年齢に差が出るのは、もしかしたら体内で起こる糖化の進み方に違いがあるのかもしれません。若々しい見た目を保つためにも、さっそく今日から糖化対策を始めましょう。続いて、普段の生活に取り入れられる糖化対策についてお話しします。

5)老化物質「AGEs」は体中にたまる!

すでにお話ししたとおり、余分な糖によってタンパク質が劣化すると、老化物質「AGEs(Advanced Glycation End Products=最終糖化生成物)」に変身します。

肌はもちろん、髪や爪、脳、心臓などの臓器、さらには血管や筋肉、骨にいたるまで、体のほとんどは、タンパク質でできています。つまり、タンパク質と余計な糖分が結びついて起こる糖化は、体のあらゆるところで起こりうるのです。

動脈硬化や骨粗しょう症など、多くの生活習慣病に糖化は影響します。老化によって現れる肌や体の不調の多くに、糖化が関係しているといえます。

そもそも、体内の場所によって新陳代謝のスピードはバラバラです。たとえば、胃腸は約3~7日と速く、目の水晶体は一生新陳代謝をしないといわれています。肌のターンオーバーは約1カ月。つまり、日々の心がけ次第でお肌の糖化はリセットしやすいのです。

糖化をリセットするためには、普段からどのような対策をすればよいのでしょうか?

6)老化を早める糖化から肌を守り抜く! 生活習慣5カ条

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1.  糖分を摂りすぎない

体内で余分な糖をつくらないためには、まず食事に気をつけることが大切です。注意すべきは、砂糖や甘味料、ご飯、パンなどの糖質。糖は生きていくために必要な栄養素ですが、現代人は過剰摂取の傾向があります。ストレス解消のスイーツやアルコールの摂りすぎにも注意してくださいね。

2. 糖化を防ぐ食材を積極的に取り入れる

AGEsを増やさない食材の代表格は、野菜などの食物繊維が多いものやネバネバ食品。そのほか、ポリフェノールなどを含む果実や香辛料、緑茶なども糖化の予防に有効だといわれています。

AGEsの増加を防ぐ代表的な食材

野菜
・ブロッコリー
・モロヘイヤ
・トマト

果物
・リンゴ
・ブドウ
・レモン

ネバネバ食品
・めかぶ
・もずく
・納豆

香辛料
・ショウガ
・シナモン
・黒コショウ

お茶
・緑茶
・ドクダミ茶
・甜茶

3. 血糖値が上がりにくい順番で食べる

糖化が進むのは、血糖値が急激に上昇するとき。消化吸収をゆるやかにして血糖値上昇のスピードを抑える食物繊維から食べましょう。次に、肉や魚などのタンパク質、最後にご飯やパンなどの糖質という順に食べるのが◎。

4. 良質な睡眠を十分に取る

睡眠中に分泌される成長ホルモンやメラトニンは肌づくりに欠かせませんが、なんと抗・糖化にも一役買っています。良質な睡眠は糖化に限らず、エイジングケア全般に効果的。こちらを参考に、深い眠りを実現してくださいね。

5. 紫外線対策は万全に

紫外線によってダメージを受けたタンパク質は、糖化・酸化しやすくなります。肌老化の悪循環を断つためにも、毎日の紫外線対策は非常に重要です。

以上の生活習慣を心がけ、見た目だけでなく体の内側から健やかな状態を目指しましょう。

監修:再春館製薬所 研究開発 伊藤安矢

大学卒業後、再春館製薬所に入社。基礎化粧品「ドモホルンリンクル」の商品開発、企画、研究に従事。研究開発員として一貫して年齢を重ねていく肌と向き合い続ける。最新の皮膚研究、肌老化研究を重ねながら、日々寄せられるお客様の声を商品に反映する。

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