SPFの数値を気にするだけじゃダメ? 正しい日焼け止めの選び方

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ウレハダ編集部

SPFの数値を気にするだけじゃダメ? 正しい日焼け止めの選び方

これからの季節、気になるのが紫外線。日焼け止めを塗って紫外線から肌を守ろうと思っても、さまざまな製品があって、どれが自分に合うか迷ってしまうことも…。そこで、日焼け止めの正しい選び方をご紹介します。

日焼け止めの効果を表す「SPF」と「PA」

日焼け止めのパッケージで目にするのが「SPF」と「PA」の値。SPFは数値が大きいほどUV-B(紫外線B波)の防止効果が高くなります。以前はSPFに80や120といった数値で表しましたが、現在の日本では、SPF数値は最大50まで。それ以上の場合は50+と表示するよう定めめられています。

また、PAは+から++++までの4段階があり、+が多いほどUV-A(紫外線A波)をしっかりと防いでくれます。だからといって、数値が高いものを選べばいい、という単純な話ではありません。

紫外線から肌を守る吸収剤と散乱剤

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そこでチェックしたいのが、日焼け止めの成分。紫外線をブロックする成分は、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類あり、それぞれ特徴が異なります。

吸収剤は、紫外線エネルギーを別のエネルギーに変えることで、日焼けを防止します。つまり、肌の上で化学反応を起こしているのです。このため、肌に負担がかかりやすく、敏感肌など人によっては刺激を感じることも。無色透明で、ある程度配合量が多くても化粧水のようなテクスチャーに仕上がります。塗りやすく、たっぷりとつけることができるほか、SPF値が高い製品も多いので、日焼け防止効果が大きい傾向にあります。

一方、散乱剤は肌の表面で紫外線を跳ね返します。反射・散乱させることで肌を守る仕組み。化学反応は起こらず低刺激なのが特徴です。ただし、粉末状の成分なので配合量が増えると白浮きしやすく、かさつきがちなのが弱み。紫外線吸収剤よりもSPF値が低い製品が多いのはこのため。しかし、最近ではSPFが高く、白浮きも抑えられて、保湿効果も高い散乱剤の日焼け止めも登場。乾燥肌の人でも使いやすいものが増えています。

シチュエーションによって日焼け止めを使い分けよう

このように、日焼け止めは成分によって特性が異なるため、用途やご自身の肌に合わせて使い分けることが大切です。

水や汗に強いウォータープルーフタイプは、紫外線吸収剤を使った製品がほとんど。海やプール、スポーツなどのレジャーシーンや、強い紫外線を長時間浴びる環境では吸収剤タイプ、日常使いには散乱剤を使った日焼け止めと、シーンによって使い分けるとより効果的です。また、日焼け止めの量が不十分では、その力をきちんと発揮できません。水に入ったり汗をかいたりしたら、こまめに塗り直すのも忘れずに。

日焼け止め以外の紫外線対策も!

とはいえ、日焼け止めだけでは紫外線を100%カットすることはできません。そのほかの紫外線対策も合わせて行いましょう。

たとえば、帽子はつばが広い“女優帽”がオススメです。白や薄い色より、紫外線カット効果が高い黒いものを選ぶと◎。また、瞳孔が開いてしまうと、目から多くの紫外線を取り込んでしまうので、色の濃いサングラスは要注意。近年は日傘や洋服にもUVカット機能付きのものが増えているので、そういったアイテムも併用してみては?

監修:再春館製薬所 研究開発 伊藤安矢

大学卒業後、再春館製薬所に入社。基礎化粧品「ドモホルンリンクル」の商品開発、企画、研究に従事。研究開発員として一貫して年齢を重ねていく肌と向き合い続ける。最新の皮膚研究、肌老化研究を重ねながら、日々寄せられるお客様の声を商品に反映する。

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