手ぶらで仕事中にもOK! 朝・昼・晩それぞれで異なる、脚のむくみを取る方法

著者プロフィール画像

ウレハダ編集部

手ぶらで仕事中にもOK! 朝・昼・晩それぞれで異なる、脚のむくみを取る方法

デスクワークでも、立ち仕事でもむくんでしまう脚。むくめば脚が太くなるだけでなく、血流が滞って全身の代謝が落ちるほか、だるくなるなど体調面に心配も…。

そこでボディワーカーの藤本靖さんに、脚がむくまないために事前にできる対策と、仕事中にもできる簡単なケア方法を伺いました。

事前対策には、足首を回して骨間膜を緩めよう

「そもそも脚がむくむのは、筋力が弱っていて血液を押し上げることができず、血液が循環していかないから。また、慢性的なストレスや飲酒などにより肝臓や腎臓の動きが悪くなると、血液の浸透圧を調整する成分(アルブミン)の量が減少し、血管から水分が溢れてしまうためです」

藤本さんによれば、ひざ下には、外くるぶし側の細い骨と内くるぶし側の太い骨の2本の骨があり、その間にある骨間膜(こっかんまく)が凝り固まると、膜の周りにある血管や神経の働きが悪くなり、血流が滞るそうです。

IMG_5668

この骨間膜周辺をほぐすことが、むくみ対策には大切だそうですが、どのようにすればよいでしょうか? 骨間膜をゆるめるストレッチを教えてもらいました。

骨間膜をゆるめるストレッチ

足首を回す

1:2本の骨を押さえるように、手でくるぶしを挟み、何度か回す。手で挟んでおかないと、表面の力だけで回してしまうため、なかなか芯の部分がほぐれない。

かかとを回す

2:足首を回したら、今度はかかとを押さえて回す。靴を履くことで、かかとにある距骨下(きょこつか)関節が凝り固まり、それにより、ふくらはぎまで硬直してしまうので、かかとも回すことが大切。

※このストレッチを両足セットで行います。できれば出社前におこなうことがオススメです。

仕事中にむくんだら、腎臓の働きを高めよう

仕事中に脚がむくんでしまった場合、どのようなケアをすればよいでしょうか?

「日中にむくみだす場合は、腎臓の働きが悪くなったことが原因の可能性があります。腎臓を触ることで、内臓感覚にスイッチが入って動きが活発になるので、腎臓の働きを高める動きを取り入れましょう。腎臓からは太い動脈と静脈が出ているため、そこを押さえることで血流アップが期待できます」

腎臓の働きを高める方法

腎臓を抑えている

「腎臓は、背中側の肋骨のすぐ下、左右にあります。左右どちらかの腎臓を両手で、前と後ろから腎臓を挟み、10秒~30秒押さえながら一呼吸してください。終わったら、もう片方の腎臓をやります。これだけで、腎臓の機能が高まり、血液の通りがよくなります。下半身全体の血行がよくなるので、冷え対策にも効果的です」

なお、長時間同じ姿勢を続けていると呼吸が浅くなり、血液の循環が悪くなってしまうので、仕事中にも適度に動いたほうがよいそうです。

寝るときは、肝臓を押さえながら脚を高くしよう

就寝前にしておくべきケア方法はあるのでしょうか?

「寝るときはソファーなどを使って、脚を高い位置におきましょう。血管内の血液の浸透圧を調整しているのは肝臓なので、今度は肝臓に手を置きます。なお、肝臓を押さえると自立系神経が安定する効果があるため、リラックスモードに入れるので、眠りやすくなりますよ」

肝臓を抑えている

肝臓の位置は、腎臓より少し上。肋骨の内側、お腹側右上の辺りにあります。両手で、前と後ろから肝臓を挟み、10秒~30秒押さえながら一呼吸してください。

出社前、仕事中、帰宅後、それぞれでケアすべき箇所が違うんですね! 特に道具も必要ないので、むくみが気になる方は今日から実践してみましょう。

取材協力:ボディワーカー 藤本靖さん

兵庫県出身。東京大学経済学部卒業後、政府系国際金融機関で政府開発援助(ODA)の業務に関わる。その後、東京大学大学院で身体教育学を専攻し、脳のシステムや心と身体の関係について研究。米国Rolf Institute認定ロルファー、ソマティック・エクスペリエンス認定プラクティショナー。著書に『感じる力をとり戻しココロとカラダをシュッとさせる方法 わりばし&輪ゴムのワークが効く!』(マガジンハウス)など。

【最新刊】
『「疲れない身体」をいっきに手に入れる本』(講談社)