【3分でわかる漢方入門】食養生の基本!五味・五性・五色とは?

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ウレハダ編集部

【3分でわかる漢方入門】食養生の基本!五味・五性・五色とは?

不規則な生活が続いたり、食事が偏ってしまったりすると身体に不調を感じることはありませんか?

 こんな時、漢方では、体が持つ“自己回復力”が衰えているサインだと考えます。

そして、乱れてしまった生活習慣や食生活をちょっとした工夫で改善し、自己回復力を整えようと努めることを「養生」と言います。

当記事では、「養生」の1つである食養生について詳しくお伝えします。

そもそも漢方とは!?

 

漢方 五味 五性 五色

「養生」や「食養生」についてお伝えする前に、まずは漢方の基礎的な考え方について、お伝えいたします。

漢方では、人間の体は「気(き)」「血(けつ」「水(すい)」の3つの要素によって成り立っていると考えます。

  • 「気」…人間の体を動かす根源エネルギー。

西洋医学におきかえると血液や水分、臓器を動かす役割をもち、自律神経系や内分泌系の働きに関わっています。

目には見えませんが「気」は生命を維持するための最も大事な要素です。

 

  • 「血」…体の中を流れる赤い液体。

血液のように、全身に酸素や栄養を運んだり、ホルモンバランスを調整します。

 

  • 「水」…体内にある透明な液体。

鼻水や尿、リンパ液といった体の中のあらゆる水分を指し、免疫力に深く関わっています。

どれか一つでも不足したり滞ったりしていると体の不調や病気の原因になります。

「血」はエネルギーとなるガソリン、「水」は機械の熱を冷ますラジエーターの水、そして車(体)を動かすのにもっとも大切な運転手が「気」です。 

これらを乱す要因は、四季の移り変わり環境の変化ストレス食生活の乱れなどさまざま。

そして、「気・血・水」の乱れを改善するのが体全体のバランスを整える「養生」なのです。

食養生の基本となる「五味(ごみ)」「五性(ごせい)」「五色(ごしょく)とは?

漢方 五味 五性 五色

体全体のバランスを整える「養生」は、「食養生」「体養生」「心養生」の3つに分かれます。

食事の工夫をすることを「食養生」、体を休めたり、運動したりする工夫を「体養生」、リラックスしたり、心が元気になれるような工夫を「心養生」と言います。

今回は、食養生について詳しくお伝えしますので「体養生」や「心養生」に興味のある方は以下の記事をご覧ください。

【3分でわかる漢方入門】自己回復力を高める3つの「養生」って?

「食養生」の基本の考えでは、食べ物には「五味(ごみ)」「五性(ごせい)」「五色(ごしょく)の3つがあります。

この3つを意識すると、毎日の食事における栄養バランスが向上し、「気」「血」「水」の巡りを整えることができます。

それでは、食養生の基本となる、「五味(ごみ)」「五性(ごせい)」「五色(ごしょく)」について以下で詳しくお伝えします。

「五味」は食材の5つの「味」!
内臓の働きにも影響あり!

漢方 五味

まずは「五味」からみていきましょう。

「五味」とは、辛(しん)、苦(く)、甘(かん)、鹹(かん:塩からい)、酸(さん)の5つの味のことです。

五味の味付けは和食の基本でもあります。

漢方で考える「健康な体」は、人間の体を構成する3つの要素である「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」がすべてスムーズに流れている状態ですが、「五味」は、それぞれに独特の作用があると考えられています。 

五味 性質 代表的な食材
辛(しん) 停滞していた「気」と「血」の流れをよくする 大根、ショウガ、ニンニク
苦(く) 体内の余分な熱や水分を除去する あんず、コーヒー、緑茶
甘(かん) 血を補ったり、筋肉の緊張を緩めて痛みを取り除いたりする しいたけ、ブロッコリー、卵
鹹(かん) 塩辛さ。固まったものをやわらげ、便秘などに効果的 わかめ、イカ、アサリ
酸(さん) 筋肉や内臓を引き締める作用がある いちご、キウイ、梅

味といっても、単純に食べ物の持つ風味だけを指すのではなく、それぞれが体に対して独特の作用を持っています。

たとえば、「酸」には筋肉や内臓を引き締め、汗や尿などが体から排出されるのを抑える効果があり、汗っかきな人にオススメです。

「五性」は食材の温度に関わる「性質」!
体を冷やすor温める働き! 

漢方 五性

次は「五性」です。

「五性」は食べ物がもたらす作用にかかわる5つの性質です。

それぞれ「寒(かん)」「涼(りょう)」「平(へい)」「温(おん)」「熱(ねつ)」の5つの種類があります。

五性 性質 代表的な食材
水分を補い、炎症を鎮めて毒を排泄する バナナ、トマト、きゅうり
過度に活性化した体を鎮める。寒性より控えめだが、体を冷やす性質がある みかん、豆腐、レタス
体を温めたり冷やしたりする性質がなく、どんな体質でも食べやすい 卵、レンコン、白米
体を穏やかに活性化する。熱性より弱く体を温める性質がある 赤ワイン、鶏肉、かぼちゃ
内臓を活発に働かせ、エネルギー代謝を向上させる 唐辛子、コショウ、羊肉

「寒性」「涼性」の食材は体を冷やし、「温性」「熱性」は体を温めます。

「平性」は体を温めたり冷やしたりする性質がありません。

自分の体が「熱証」「寒証」どちらかの状態にあるときは、「五性」を意識した「食養生」でフラットな「平証」に戻しましょう。

「熱証」と「寒証」などの「証」について気になる方は以下の記事をご覧ください。

【3分でわかる漢方入門】体質の傾向「証」を知って自分の体に合った養生を

「五色」は食材の「色」!
「気」をコントロールする効果あり!

漢方 五色

食べ物の持つ作用を5つの色で分類する考え方があり、それを「五色」と呼びます。

食事に「赤」「黄」「緑」「白」「黒」の食材をバランスよく取り入れることで、すこやかな体に整えるという考えです。

「五色」は、人間の生命活動に必要な3つの要素とされている「気・血・水(き・けつ・すい)」のうち、特に大切な、人間の体を動かす根源エネルギーである「気(き)」を高める効果があるとされています。

五色 性質 代表的な食材
元気と活力を与えてくれる トマト・赤ピーマン・肉類
明るい気分になり、消化を助ける 柑橘類、かぼちゃ、味噌
気分をリラックスさせ、体調を整えてくれる ホウレンソウ、セロリ、春菊
心身ともにスッキリとした気持ちになる 大根、白ゴマ、白米
心を落ち着かせてホルモンバランスを整える しいたけ、黒豆、のり

この5色が入った料理は、彩りも豊かになり食欲はアップしそうですよね。

まずは、献立にたくさんの色を入れることを意識することから始めましょう。

まとめ 

いかがでしたでしょうか。

食養生の基本である「五味」「五性」「五色」についてお伝えしました。

体の不調が気になる方は、日頃の生活から「食養生」を少しづつ取り入れてみてはいかがでしょうか。

また漢方の考えは、体だけでなく肌にも適用することができます。

わたしたち再春館製薬所は漢方の理念を基に肌そのものの力を活かすことを目指しています。

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監修:再春館製薬所 老化研究所 所長 間地大輔

大学院で薬学を専攻し、再春館製薬所に入社。化粧品「ドモホルンリンクル」の商品開発、研究に従事。永遠のテーマである漢方の自己回復力を科学する研究に責任者として取組み、自己回復タンパク(HSP)の化粧品への初めての応用に成功。2012年-2016年で漢方事業部で薬剤師として従事。その後現在は、老化研究所所長として、漢方理念を活かした研究に注力している。

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